中大規模木造建築構造設計者養成講座 in やまぐち partⅡ


12月9日、山口県木材協会主催の構造設計者養成講座が、10月17日に続き、山口健康づくりセンター 第2会議室にて開催されました。今回は、木質構造の専門家で、つくば市の建築研究所にモデル・ルームとしてCLTパネル工法で建てられた「COCO」や奈良市に建設された5階建て(1FはRC造、2~5階が木造)の「Fellow Ship Center」の構造設計をされている大阪公立大学大学院生活科学研究科の岡本滋史先生にご講義いただきました。

講義内容は、詳細設計法による耐震壁の設計手法の説明からはじまり、仕様規定による耐震壁の各種実験で見られる構造特性や破壊モードの解説、JISA3301で紹介されている耐震壁のご紹介、そして市販の構造解析プログラムの利用にあたり解析モデルの構成や入力データの設定等、木造建築物の構造設計を進めるにあたり、実務者の立場から多方面にわたるご講義をしていただきました。

次回の構造設計者養成講座は、1月17日、桜設計集団一級建築士事務所の安井代表をお招きし、「木材を正しく使うための基礎知識 ~過去の火災事故・実験から木材の燃え方を学ぶ~」というテーマでご講演いただきます。この第三回講習会は、県内の木造建築物に興味を持たれている方々であれば、皆様、受講可能となっています。詳細は、山口県木材協会HPより。


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