やまぐちの中大規模木造建築 構造設計者養成講座 第三回


1月17日、今年度3回目の講座が開かれました。今回のテーマは「防耐火」、講師は桜設計集団一級建築士事務所の安井昇代表。

 講義は、安井代表がこれまで実施されてきた燃焼試験等の映像を中心に進められました。特に受講者の方々に印象に残ったのは、2012年に実施された、3階建て学校の校舎を想定した実大火災試験の映像では、なかったでしょうか。着火から、短時間で発生したフラッシュオーバー、その後の窓からの噴出火炎から上階への延焼、火炎流の怖さ、接合部の耐火性能の重要性、そして準耐火構造とすることで、主要構造部が長時間崩壊せず耐えることによって、倒壊後の火炎が大きくならないこと等、たくさんの貴重な情報をいただくことができました。

また最後には、ここ数ヶ月間に変わるだろう、2000年の法改正で示された性能規定という考えに基づいた、基準法の改正内容についても触れられ、早速実施設計に活かすことのできる、情報をいただきました。木は燃える建材ではあるけれど、その燃え方を知ることによって、すこし視点を変えた木材利用の大切さ、また基準法の条文内容をただ単に守るのでは、その条文はなぜ規制をかけているのか、その背景を知ることによって、建築物の利用者の財産・生命をまもることの義務が、設計者にはもとめられることを学ぶことができました。


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