7月29日、今回の勉強会の場所は、令和4年に誕生したABUキャンプフィールドのSUNBashi Café!

まずはキャンプフィールド内の建物の設計をされた山﨑円さん(高知県高知市 風憬社)から、CLT利用の先進事例となった高知森連会館(2016年、高知県南国市に完成)のご紹介をいただき、当時まだ建築基準法上使える状況にはなかったCLTをどのようにつかったのか、また防耐火関連法令への対応等、ご紹介いただきました。そしてABUキャンプフィールドのご紹介。SUNBashi Caféの設計にあたり、国内第一号の道の駅とは敷地の高さが約2.5m異なることへの対応、2階の海が見える南面、西面は視界を遮らないように木造で計画した際の工夫、構造用製材、内装に使われている木材は阿武町で伐採、製材された木材が使用されている他、テーブルや椅子には地元の広葉樹を利用を、椅子の座席部には阿武町の無角和牛の皮を、薪ストーブの下には地元の耐火煉瓦を、瓦には山陰地方でおなじみ石州瓦を使うなど、地元の材料、財産がたくさん盛り込まれていること 等、説明いただきました。

続いて道の駅阿武町の藤村駅長から‘こだわりの芝生’(破格の値段で施工され、今年はあえて水を撒かず、芝刈りをせず、肥料は薪ボイラーの残渣利用で芝を維持)について、熱いご説明をいただいた後、阿武町役場のまちづくり推進課の岡村主任とともに、ABUキャンプフィールドの各施設、大断面湾曲集成材を使った旧温水プール施設(まもなく多目的運動施設にリニューアル予定)、稼働を始めたばかりの薪ボイラー、全国第一号となった道の駅阿武の直産品販売所(早朝採れた激安の魚に驚き)のご案内をいただきました。







最後にどうして「ここに道の駅第一号ができたのか」、お尋ねしたところ、平成元年にふるさと創生資金を活用して温泉を掘り当てたこと、そして翌年、広島で開催された中国地域まちづくり交流会主催のシンポジウムにて、「船方農場グループ」の坂本多旦代表が「鉄道に駅があるように道に駅があっても良いのでは」との提案をされたことが、道の駅社会実験実施の場として当時の建設省の選定につながったとのことでした。その後、数多くの道の駅が全国に造られ、その多くが木造となっていて地方活性の基盤にもなっています。
昨年12月7日には、日本テレビ系「ザ・鉄腕DASH」(毎週日曜日19:00~)の新企画「DASH100人食堂」の初回の放映の場に阿武町が選ばれ、ABUキャンプフィールドの1階に、町の人口の約1/10にあたる人たちが集い、大いに盛りあがった光景を目にすることができます。
少子高齢化対策の秘策・・・まさに ここにあり!?


