「佐波川の森を守る木造建築研究会」とは


目的

佐波川の流域をはじめとする山口県内の森林から、計画的に伐採された木材を有効に建築物等に活用することができれば、森林の有する様々な機能を継続的に発揮させることができます。地元の森林資源を活用することで地域産業の連携促進も期待できます。そこで山口市・防府市で建築の設計・施工、あるいは林業・木材産業に関わる企業や、木材利用に興味のある個人が集まり、建築物等の木造化・木質化に必要な知識や情報に共に触れることを目的に、ここに仲間が集まりました。

’さばがわ’とは?

佐波川(さばがわ)は、山口県で唯一の一級河川で、国交省のHPでは、幹川流路延長56km、流域面積460km2と紹介されています。

佐波川上流の滑山(なめらやま)には、東大寺大仏殿の再建の折、建築術を習得していた重源上人が訪れ、道を切り開き、川に堰を設け、長さ39m、直径1.6mの巨大な丸太を周防灘へと運び出したそうです。
’さばがわ’の名の由来は、ここで鯖がたくさん獲れ、周防の特産物であったことからという説がありますが、重源上人が木片に鯖の字を書いて川に投げた際、鯖に変わったからだという伝説も残っているようです。