滋賀県では、昨年度に引き続き、設計者や木材関連産業に従事される技術者等を対象に、非住宅建築物へのびわ湖材の利用促進を目的に、木造建築セミナーが開催されています。今年度も9月2日を皮切りに計6回の予定。このセミナーは座学だけでなく、9月3日は設計者が普段触れることのない、森林の伐採現場や森林組合の原木置き場、苗木の現場の視察も行われています。また設計者には、びわ湖材を使うことを条件とした保育園の基本計画が課題として課せられています。保育園は災害弱者が集う場所でもあることから、意匠・構造だけではなく防火も考慮した計画が必要になり、実際に自身で建物の計画を進める体験により、様々な用途の建築物の木造化に活かすことができる題材となっています。