令和5年の大河ドラマの主役である徳川家康は、武田家が滅んだ後、駿河国を領国の一つとし、居城として駿府城を築城し、将軍職を退いた後は再び駿府に戻り、「大御所政治」の拠点の地と定めて、駿府城を拡張(三ノ丸)修築しています。現在の静岡市市街地の原型はこのときに造られたもので、令和4年12月3日にNHKで放送されたブラタモリにて「静岡〜家康が愛した駿府ってどんな所?〜」として紹介されました。現在、駿府城の跡地は駿府城公園として市民の憩いの場になっており、平成元年には巽櫓(下記、写真参照)、平成8年に東御門、平成26年には二ノ丸坤櫓が、いずれも木造にて復元されています。
静岡県では、県産木材を活用した内装や家具等の木質化に取り組まれており、多くの市民に利用されている静岡市役所内の食堂「茶木魚(ちゃきっと)」は、その一事例です。
東京オリンピック開催の折、選手たちの交流の場となったビレッジプラザには全国63の自治体から木材が支給されましたが、解体後、静岡から提供された木材の一部は、県庁のロビーで再利用されています。
大河ドラマで注目をされるであろう令和5年の静岡市、令和5年1月13日には、静岡県庁舎と巽櫓に隣接する地に静岡市歴史博物館がグランド・オープン(令和4年7月23日にプレ・オープン!