防火地域内に木造の商業施設誕生


建築基準法第61条により、防火地域内には平屋であっても原則、耐火建築物にしなければいけません。しかし2019年の法改正により、外壁や外部の開口部の防火性能を高めて外部からの’もらい火’を防ぎ、かつ内部からの噴出火炎のリスクを抑えた延焼防止建築物とすることで、’見える木造化’が可能になりました。その第一号建築物が防府市のKAZAGURUMA(施主・施工:澤田建設、設計:和建築設計事務所)になります。

このたび、広島市の街中にある広島県庁の前に商業施設としては国内初の延焼防止建築物となる「MORI no KI TERRACE」が3月27日にOPEN!外部の柱および外壁には90分の準耐火性能を持たせ、内部は60分の準耐火性能を燃えしろ設計にて設計されています。外壁のルーバーには広島県産材のスギが使われていて、内外で木のぬくもりを感じることができる建物になっています。


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