7月12日(金)、愛媛県CLT普及協議会の主催で、愛媛県松山市にて木造建築物の視察会が行われました。
1つ目は、松山西中等教育学校第二体育館。柱・壁はRC造で、桁行30mを超える建物の屋根は、2016年から愛媛県内の設計者や木材供給業者が共同で開発を進めてきた、’媛トラス’で構成されています。本建物のトラスは、初期の’媛トラス・オリジナル’から少し下弦材の使い方が変わっていますが、使用材料や接合部の納まり図は、愛媛県CLT普及協議会のHPで公開されています。本建物のスパンは12m、間隔は2mで、この仕様書と同じ構成になっています。また従来、要求されていた小屋裏隔壁は、設けられておりません。
2つ目は、サッカーボールの形状を半分にしたイメージのCLTによるジオデシック構造で屋根が仕上げられた事例で、この建物を計画し、施工・建て方をしている(株)WOOD GUIDE の本社。板を交差させて構成されるCLTだからこそできる屋根架構となっています。